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視点を変えて

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写真・・・・いつも変わり映えしないので
視点を変えて撮ってみました!(^^)(^^)

絵になっていますでしょうか・・・・(^^;)(^^)

・・・・・・

昨日からちょっと重たい
物語を読んでいます!(^^;)

「狐愁の岸」杉本苑子

《 ものがたり・・・》

宝暦4年。財政難に喘ぐ薩摩藩に、突然「濃尾三川普請手伝い」の幕命が下る。

・ 濃尾三川とは、濃尾平野を貫く三つの大河…木曽川、長良川、揖斐川。毎年の氾濫・被害を食い止めるために、なぜか三百里も離れた薩摩藩に「お手伝い」を命じてきたのだ。

・ 「お手伝い」とは、幕府が大名の財力をそぐために用いた策略。経費一切の負担を意味する。工費見積もりは十五万両。大藩といえど、当時薩摩の内実は火の車・・・。

・ 甘受か拒否か・・・受ければ藩は破壊に瀕し、拒否すれば天下を敵に回して戦うことに・・・ぎりぎりの評定の後、やむなく幕命受諾。

・ 川普請総奉行に薩摩藩家老・平田靱負、副奉行に直情一徹の大目付・伊集院十蔵が任命される。

・遥か濃尾の地に向けて、千人の藩士が鹿児島を出発してゆく。苦難の始まりであった・・・。        

《 そして現場では・・・ 》

利に走る商人、自村のエゴに狂奔する百姓、腐敗しきった公儀役人らを相手に、お手伝い方の勝算なき戦いが始まった――。

・刀を鍬に持ちかえ、なれない異境での重労働。疫病で死ぬ者202名、老獪な幕府の権力に捨身の抗議をぶつけて割腹する者50余名。

・未曾有の難工事は、薩摩藩士の死屍累々の上に遂に完成するのだが・・・。帰郷の日の未明に最後の犠牲者が・・・川普請総奉行が自裁した・・・。

《 ・・・難工事完成の後は・・・ 》

結局、普請に要した費用は四十万両。七十万石薩摩藩の2年間の全収入を上回る巨額に達したという。薩摩藩は、後に残った莫大な借財に頭を痛めることになる・・・。

その完成の結果、沿岸329ヶ村の村人たちは、以後、水害の脅威から救われたという。

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軽~~~~い
ワタクシの日常に

少しでも重しを乗っけるため

こころをこめて
この直木賞受賞作を

読了します!!!(^^;)(^^;)