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富士見西行

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火曜日午後9時から
開運、なんでも鑑定団で

冨田渓仙の掛け軸「富士見西行」が
出展されました

いい絵でした!!(^^)
すごくデフォルメされた富士山がにょっきり
そびえて、中景は松林が重なるように描かれ
一番下段にお坊さんの袈裟を着た
西行法師が仰向けに寝て富士を眺めている・・・・(^^)

この掛け軸を手に入れた
出展者のエピソードはこうです!

「17年前のある日、近所の骨董店の店主が夫にどうしても買って欲しいとわざわざ自宅に持ってきたもの。見るとそれは中国の山水画だった。良さそうな絵だったので購入に賛成したものの、後日、その掛軸が200万円と聞きビックリ!でも気に入ったものだから仕方が無いと思っていたが、ある日、掛軸の箱を開けてみると、なんと違う作品(依頼品)が入っていた。夫にその訳を尋ねると「実はもう一本(依頼品)の掛軸を見せられて、これを買ったほうが絶対にお得だから」と懇願されたのだという。これに200万円は騙されている!しかも今まで黙っていた夫の対応が許せないと夫婦喧嘩に発展! 」

骨董商の言うには
銀座のギャラリーに持ってゆけば
700万ぐらいに売れると言われたそうで・・・

紳助さんのいわく「なんで骨董商、本人が持っていかへんねん!」(^^)
「これは長い間鑑定団をやってきて、だまされるパターンの見本みたいなもん!!おそらくよくて2万か3万!!!」(^^)(^^)

で、
OPEN THE PRICEすると
300万円!!!(^^)(^^)

・・・・・・

ワタクシ、このときまで
冨田渓仙という画家の存在を
まったく知らなかった!!!(^^;)

同時代の横山大観の評価は
「200年にひとり出るか出ないかの絵かき」
だったそうで・・・・1879~1936、56歳で没・・・・

・・・・・・・・

今日なぜ、これを話題にしたかというと
この作品自体・・・・いいなあと
感想を持ったものの

同時に、「テーマ」として
富士を対照にした作家は
現代の日本には「いないだろう」と思ったからでした・・・
居るとしたらその人は感性が
鈍いとしか言い様が無い!!!(^^)

なぜといって・・・アメリカに隷属したような
今の自信の無い日本国に・・・・
その象徴である「富士」に
誰が美を感じるか?
というのが率直な感想・・・いつわりのない現実・・・
だという思い・・・

がたがた、めちゃくちゃな日本を思うにつけ・・・

ですので・・・いっそう
この絵と、絵を描いた人と、
「テーマ」となり得た時代が
ちょっぴり、うらやましく・・・なつかしく・・・(^^;)(^^;)

悲憤憤慨慷慨慨嘆嘆息虫の息

・・・・・

今日の写真のイロハの
表情は
前文の内容とは
まったく無関係であります!!!(^^)

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