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詩人の想像力

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明日で丁度
まるまる3年目となる

東日本大震災&
福島第一原発被災であります!!

あの2011年から
さらに17年前の
1994年に発表された・・・

若松丈太郎さんという
詩人の「神隠しされた街」という
詩をご覧下さい!!!

その想像力に
びっくりさせられまする!!!!(@@;)

「神隠しされた街」 

4万5千人の人びとが
たった二時間の間に消えた
サッカーゲームが終わって
競技場から立ち去ったのではない
人びとの暮らしがひとつの都市から
そっくり一度に消えたのだ

「三日分の食料を準備して下さい」と
多くの人は3日たてば この街に帰れると思っていた
小さな手提げを持って 仔猫だけを抱いて
老婆も病人も バスに乗った

チェルノブイリ事故発生40時間後のことだった
1100台のバスに乗って4万5千人が消えた
鬼ごっこする子どもの歓声が、垣根ごしのあいさつが
郵便配達のベルの音が、ボルシチを煮るにおいが
家々の窓のあかりが 人びとの暮らしが
ひとつの都市プリピャチが 地図のうえから消えた

それから10日が過ぎて
チェルノブイリ原子力発電所から 半径30キロゾーンは
危険地帯とされた
5月6日から3日間のあいだに9万3千人、あわせて約15万人の人びとが
100キロ、150キロ先の村にちりぢりに消えた

東京電力福島原子力発電所から半径30キロゾーンといえば
双葉町  大熊町  菅田岡町 楢葉町  浪江町  広野町
川内村  都路村  葛尾村 小高町  いわき市北部
そして私の住む原町

私たちが消えるべき先はどこか
私たちはどこへ姿を消せばいいのか

日がもう暮れる 鬼の私はとほうに暮れる
みんな神隠しにあってしまったのか
うしろで子どもの声がした気がする
振り向いてもそこにはだれもいない

神隠しの街はこの地上に もっともっとふえていくだろう
私たちの神隠しは 今日すでにはじまっている

後ろで子どもの声がした気がする
ふりむいてもそこには誰もいない
広場にひとりたちつくす

・・・・・・・

詩人はしかし(^^;)

被災からの
復興力・・・とかには

無縁なのか・・・・・・(^^;)(^^;)

震災復興「進まず」77% 「原発ゼロ」69% 全国面接世論調査・・・・・・・

東京新聞の発表です!!!(^^;)(^^;)

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